転職で大切なことの一つは自分のキャリアを把握することです。
今まで何をやってきたことや、
具体的に何ができるのかが整理できていないと
経歴やスキルをアピールすることもできなくなってしまうからです。
今までのキャリアを確認するのはなぜでしょう?
職種を得て仕事を経験し、そして何らかのスキルが生まれます。
どんな人でも、仕事を通して成長しているので、
キャリアは身についています。
しかし、自分のキャリアを具体的に理解している人は、
意外に少ないものです。
これを知らないでいると、転職は成功しません。
「自分にできること」がわかっていないと、
業界や職種は選べず、応募する企業も選択できないからです。
社内価値ではなく市場価値を考えましょう。
社内では重要な部署ではないために、あまり評価されていないとしても、
その職種を主な戦力にしている企業では業務の中心におかれます。
逆に社内では人材不足のために優遇されていたとしても、
その仕事を専門に行う企業では、レベルが低くみられることがあります。
会社内での評価「社内価値」と、一般市場での評価「市場価値」は、
必ずしも一致しないのです。
市場価値を判断するのは難しいですが、
この市場価値が「キャリア」なのです。
キャリアを転職に有効活用しましょう!
自分のキャリアをつかむことができたら、自分の力が活かせるかどうか、
転職先の業界や企業をもう一度考え、企業レベルも検討してみます。
そして、応募書類や面接でのアピール材料を考えてみましょう。
例えば、ソフトSEへの転職を希望している、
工作機械搬入の営業職がいたとします。
営業職から技術職への未経験で転職を考えていますが、
工作機械への組み込みソフトの知識や
営業職で身についた顧客交渉能力が認められるかもしれません。
前職の仕事で培ったスキルが転職に活用できるのです。
このように有効活用するには、
自分のキャリアを書き出してみるのが一番です!